相続した土地の税金についての相談

Question

親名義の土地があります。特に何事もなければ将来は自分がその土地を相続する事になると思われるのですが、相続税や贈与税や固定資産税など、どの税金がどのくらい課せられるのか気になります。兄弟もいるし、親もまだ元気なうちに試算するなどして何かしらの準備をしておいた方がいいのでしょうか。

40代・会社員・男性

Answer

1.相続税の基礎控除額
相続税の基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人数)
課税価格の合計額が基礎控除額以下なら、相続税申告の必要はありません。
2.課税価格
課税価格=相続財産+みなし相続財産―債務・葬式費用

【相続財産】
①土地:路線価方式(市街地)または倍率方式(市街地以外)で評価します。
より簡便には、固定資産税評価額に7分の8を掛けた金額を使います。
②建物:固定資産税評価額をそのまま使います。
③預貯金:亡くなった日現在の残高
④有価証券(上場株式、投資信託、国債など):亡くなった日現在の時価
⑤その他の財産:美術品、ゴルフ会員権など

【みなし相続財産】
⑥死亡保険金:死亡保険金から非課税金額(500万円×法定相続人数)を差し引いた金額を使います。
⑦死亡退職金:⑥と同様。

3.相続税が安くなる特例
主な特例は、次の二つです。これらの特例を使って、相続税がゼロになっても相続税申告は必要です。
⑴配偶者の税額軽減
配偶者は、1億6,000万円か法定相続分のどちらか多い財産額までは相続税がかかりません。
⑵小規模宅地等の特例
ⅰ)特定居住用(自宅の敷地)ⅱ)特定事業用(商売用の土地)ⅲ)(賃貸業の土地)がありますが、特にⅰ)がよく使われます。
故人の自宅の敷地のうち、330㎡まで80%減額できます。例えば、面積330㎡以下で相続税評価額が1億円の土地なら、2,000万円として相続税を計算できます。
対象となる取得者は、①配偶者②同居親族③別居親族ですが、②③については定められた要件を満たす必要があります。

※相続財産の概要と相続人を教えていただければ、相続税の試算をいたします。当事務所では、相続税申告業務も行っております。