行政書士って何をするの?ってよく聞かれます。簡単に言うと、「弁護士」は裁判所にかかわる仕事全部、「司法書士」は法務局に申請する登記の書類関係全部、「税理士」は税務署に提出する書類全部、「社労士」は年金、労災、雇用保険関係の書類提出全部、「弁理士」は特許関係書類の全部の専門家です。それ以外の役所に申請する書類は全部「行政書士」が専門です。で、自分の専門士業以外の分野に立ち入ると告発されちゃいます。縄張りが決まっているんです。

それで、行政書士の書類提出先は、国交省、法務省の入管、帰化戸籍,文科省、県庁、警察署、市役所、保健所、陸運局、公証役場などなど多岐にわたります。5千種類以上の許認可関係が行政書士の専門分野にあると言われています。ですから全部経験した書士はいないでしょう。

こうした、官庁に申請する書類のほかに、会社や個人の契約書や遺言書の作成も行政書士の専門分野の仕事です。

昨年は、死亡危急者の遺言書作成をさせてもらいました。仲間の行政書士3名が証人に立ち、死期が迫っている病人の枕元で、遺言者の意思を聴き取り、それを遺言文書にして家庭裁判所に確認してもらい、半年くらいかかって遺言通りの相続を完了しました。

気になる報酬額は、枚数主義で作成書類の単価を決めて累計する方式と、件名主義でこういう仕事ならこれくらいだと丼ぶり勘定で請求する方式があります。私は面倒でも枚数主義で計算して請求しています。依頼したいときは複数の書士から見積もりをもらいましょう。書士には人格が保証されていません。横柄な態度の奴や服装の乱れている奴は危険ですよ。

各書士会は市民の苦情を大変気にしていますから、いやなことがあればすぐに書士会や管轄の役所に言いつけてください。どうか上手に士業者を使って自分の権利を確保してくださいね。